CURRENT EXHIBITION

ただいまの展示

◇内田修ジャズコレクション展示室 収蔵品展2023「冬展示」

展示期間:2024年3月14日(木)~2024年6月3日(月)予定

レコード試聴1:世界のジャズ・フェスティバル実況録音盤①<ニューポート・ジャズ・フェスティバル>

 ニューポート、モントルー、コンコード、モントレー、ベルリン、――世界各国で開催され、そして今なお続くジャズ・フェスティバル。その中で繰り広げられた名演は、ステージの熱気を詰め込んで実況録音盤としてレコード化・CD 化されてきました。
 こちらでは所蔵レコードの中から、それぞれの「当日」を記録した名盤・名演を紹介します。ジャズ・フェスティバルでの演奏だからこそのミュージシャンたちの高揚感、緊張感、見え隠れする人柄。スタジオ録音とは異なる魅力の詰まった一枚をぜひお聴きください。

ニューポート・ジャズ・フェスティバル 

「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」は、その名の通りアメリカのロードアイランド州にある港湾都市ニューポートで開催される、アメリカ最大級の野外ジャズ・フェスティバルです。屋外型ジャズ・フェスティバルの原型ともされ、1954年にスタートしてから毎年夏に開催。1970年代に一時期ニューヨークへ会場を移しつつ、今なお続く歴史を持ちます。(※2024年は8月2,3,4日に開催)
 また、1958 年に開催された第5回は『真夏の夜のジャズ (Jazz on a Summer’s Day)』のタイトルでドキュメンタリー映画化にもなっており、写真家バート・スターンによって当時のステージそして聴衆の様子や会場の風景などを映し出したこの映画作品は傑作と呼ばれ、日本でも1960年に初公開され大きな話題となりました。
 そして映像だけでなく、このジャズ・フェスティバルでの名演たちはライブ録音盤として数多く残されています。

レコード試聴2/ラウンジ展示「生誕100年女性ヴォーカル①<サラ・ヴォーン>」

 今年2024 年に生誕100 年を迎える1924 年生まれの女性ヴォーカリストにフォーカスし、年間を通して紹介します。試聴コーナーではレコードを中心に試聴展示としてその歌声を、ラウンジスペースでは華やかなレコードジャケットをご覧いただけます。いまから100 年前に生まれ、歌い続け、そして今日まで残されてきたヴォーカリストたちの歌声をぜひお聴きください。

サラ・ヴォーン/SARAH VAUGHAN
1924年3月27日‐1990年4月3日 アメリカ・ニュージャージー州ニューアーク

 幼い頃からピアノを習い、12 歳で地元の教会のオルガン奏者となり、また聖歌隊にも加入。18 歳の時、アポロ劇場のアマチュア・コンテストにて「Body and Soul」を歌い入賞、ジャズボーカリストのビリー・エクスタインの目に留まったことをきっかけに、彼の推薦を受けてアール・ハインズ楽団にピアニスト兼ボーカリストとして参加しました。そして1944 年、エクスタインの結成した新バンドへの加入を経て、1945 年ソロ歌手として独立を果たします。その後も多くのミュージシャンとの共演及びレコード録音を続け、1947 年から1951 年までダウンビート誌の女性歌手部門で第1 位の座を獲得。
 幅広い声域と音量を誇り、またテクニックの面でも非常に優れ、最高のジャズヴォーカリストの一人として知られています。