数々の伝説に彩られたジャズ喫茶「新宿DUG」のオーナー中平穂積氏は、1960年代から現在に至るまで、数々のジャズ・ミュージシャンの写真を撮り続けてきました。マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーン、渡辺貞夫など、きらめくスターたちの一瞬を切り取った作品は、それ自体がジャズの歴史を物語る資料といえます。
また中平氏は、ドクター・ジャズ内田修氏とは、1966年のニューポート・ジャズ・フェスティバルで行動を共にして以来交流を続けている仲で、ジャズコレクション展示室の外壁グラフィックには、多くの作品をご厚意により提供してくださいました。
岡崎市制施行100周年の今年、かつて美術博物館で3回にわたり開催した企画展「ジャズの街角」を引き継ぐ展示として、中平氏の作品をフィーチャーした「ジャズの街角Ⅳ」を開催します。
ぜひ多くの皆様に、ジャズの熱い息吹を感じていただければと思います。