ただいまの展示

▼収蔵品展示No.14
展示期間:平成30年1月4日(木)~2月27日(火)
※最終日 2月27日(火) は、展示替え作業のため18:00に閉館予定です。

試聴器

試聴器1~3◆レコード「レーベル:ARISTA(アリスタ)」
アリスタは数々のヒットアルバムを世に送り出してきたアメリカ音楽界のメジャー・レーベルです。
コロムビア・レコードの社長クライヴ・デイヴィスが、1974年に傘下のマイナー・レーベル、ベル・レコードの社長に就任し、アリスタに改称したのが始まりです。クライヴ・デイヴィス抜きにこのレーベルを語るのは不可能に近く、バリー・マニロウ、アレサ・フランクリン、ルー・リードなどを大スターに仕立て上げ、ホイットニー・ヒューストンやTLC、アリシア・キーズなど才能ある新人を数多く世に送り出してきました。
またカルロス・サンタナやロッド・スチュアートなど、アリスタでのアルバム制作により低迷から脱出した大物アーティストも数多くいます。デイヴィスはプロデューサーながら、その功績によりロックの殿堂入りも果たしています。1970年代に入りポピュラー化の始まっていたジャズも、このレーベルでさらなる進化を遂げていったといえましょう。
1978年にはグルーシン・ローゼン・プロダクションを傘下に収め、このGRPレーベルがやがてジャズ・フュージョンの旋風を巻き起こすことになります。

試聴器4◆CD「デヴィッド・マシューズ」
1970年代後半から日本のジャズ・レーベルでも活躍し、マンハッタン・ジャズ・クインテット、同オーケストラのリーダーとして知られるデヴィッド・マシューズ(1942~)。
ジェームズ・ブラウン・バンドでのアレンジャーで頭角をあらわし、フランク・シナトラ、ポール・マッカートニー、ポール・サイモンなど名だたるポップスターのアレンジでグラミー賞やプラチナ・ディスクを多数受賞しています。アメリカン・ポップスの名アレンジャーでありながら大の親日家で、日本語も堪能というマシューズの、マルチな才能を物語るアルバムを紹介します。

試聴器5◆プライベート・テープ「復習:内田修ジャズコレクションセミナー」
「大友良英が語る師、高柳昌行」と題して、昨年10月27日に開催された「ジャズを語る」の第3回。ここで紹介された音源をフル・バージョンでお聴きいただけます。
講師の大友氏が語った内容は、雑誌「ジャズ・ジャパンVOL.88」(2018年1月号)にて講義録形式で掲載されています。併せて読むことで、<日本ジャズのミッシングリンク>を覗いてみてはいかがでしょう。

試聴器6◆八田裕介コレクション(CD)「女性ジャズボーカルの宝庫」
岡崎市在住で、女性ジャズボーカルに特化してレコードやCDを収集していた故八田裕介氏。ご遺族から寄贈された膨大な資料を活用すべく――試聴器ではCDアルバムを展示します。今回紹介するのは、映画「バグダッド・カフェ」のテーマ曲「コーリング・ユー」のカバーで大ブレイクした、ホリー・コールです。

中央展示

◆内田修ジャズコレクション(次回試聴予定レコード)「レーベル:GRP」
中央展示の前半では次回試聴レコードのジャケットを紹介。
レーベル紹介として「GRP」のレコードを18枚展示。こちらは次回展示の1月からお聴きいただけます。

◆八田裕介コレクション(レコード)「女性ジャズボーカルの宝庫」
八田裕介コレクション(レコード)からは女性ボーカリストのレコードジャケットをご覧いただけます。
今回は【O】から始まる女性ボーカリスト:オデッタ、オルネラ・ヴァノーニ、オティリー・パターソンのレコードを紹介します。

北面展示

◆「追悼 ― ジョン・ヘンドリックス」
ジャズ・ボーカル・グループ「ランバート・ヘンドリックス&ロス」で知られるジョン・ヘンドリックスが、2017年11月22日、95歳でこの世を去りました。
ジャズの楽曲を大胆に解釈し、歌詞をつけてプレイする「ヴォーカリーズ」は、歌が楽器演奏の添え物ではないことを証明し、マンハッタン・トランスファーやボビー・マクファーリンら、スタープレイヤーの登場につながっていきました。
ポピュラーミュージックに大きな影響を与えたヘンドリックスが残した作品から、本人名義のアルバムや、ゲスト参加したアルバムを、雑誌「ジャズ・ジャパンVOL.89」(2018年2月号)に掲載された追悼記事とともに紹介します。

書籍その他

◆「クロスオーバー/フュージョンの担い手たち」
雑誌「ジャズ・ライフ」のバックナンバー(1970年代末~80年代初頭)から、当時人気を博していたミュージシャンたちのインタビューを、彼らのアルバムとともに紹介します。
エレクトリック楽器を導入し、ロックやラテンのビートを取り入れたジャズが、「クロスオーバー」「フュージョン」と呼ばれ一世を風靡していたこの時代、高品質な音を求めて楽器や録音機材にも高いレベルが求められ、凄腕のスタジオミュージシャンたちがにわかに注目を浴びていました。
今回の収蔵品展示テーマ「アリスタ」のレコードの多くも、そうした時代の流れを受けて制作されています。

※展示リスト ◆PDFダウンロード
【収蔵品展示No.14 展示リスト】